ハブ あたり面は摩耗します。
ハブとホイールのあたり面、ここはホイールの取り付け状態が悪くなくても僅かづつですが摩耗していきます。
白丸の部分、わかります?
ここ、ホイールのボルト穴の跡なんですね。
つまりハブとは接触していない部分。なのでこの部分が摩耗せずに残った状態。
で、
このハブはボルトの下側にもあたり面がありますよね?ここは同じような跡はありません。
新品の場合は何の跡もなくホイールと密着しております。
そこで走行を繰り返すとタイヤの横方向の入力もホイールを伝わってハブにもきます。
僅かでしょうけどハブの内側より外側の方が入力がホイールのたわみも加わりハブの外側への負担が大きくなりこのように外側に半円形の跡として摩耗が浮き上がります。
ここの使用限度は0.35ミリ。僅かですがこの限度を超えた摩耗は結局のところ、外側と内側のハブあたり面に差が出来る為、ハブとの密着が均等にならず、ホイールのたわみが大きくなり、行き着く所はホイールのクラックです。
これはやはり使用期間が長い車両に見られる事が多いです。特にJISに見られますが台車は排ガス等は関係ない事から長く使用するケースが多く、摩耗し使用限度に近いもの、或いは使用限度を超えてるものも見受けられます。
ハブ交換はかなりの高額修理。躊躇するのも理解できますが、ナニカガアッテカラデハオソイデス。